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楽器屋がなぜ駄菓子屋を? みんふうが駄菓子を売り始めた理由

楽器屋がなぜ駄菓子屋を? みんふうが駄菓子を売り始めた理由

どうも、みんふうです。

「ここって駄菓子屋じゃないんですか?楽器売ってるんですか?」

お客さんにわりとよく聞かれます。確かに、パッと見ただけじゃ意味がわからないですよね。三味線の隣にうまい棒。篠笛と駄菓子が同じ棚に並んでいる。なかなかシュールな光景です(自分でも思います)。

ただ、これには理由があります。ちゃんとした理由が。今日はそれを書いてみます。

そもそも、なぜ駄菓子屋を始めたのか?

一言で言うと、「人が集まる場所が欲しかった」からです。

楽器屋って、用がある人しか来ないんです。当たり前と言えば当たり前なんですが、三味線を買おうとか、修理に出そうとか、教室に通おうとか、何かしら目的を持った人じゃないと扉を開けにくい。

でも、本当は「なんとなく立ち寄れる場所」にしたかった。特に子供たちに。
ふらっと来て、駄菓子を1個買って、ついでに店の奥の三味線を眺めて帰る。そのくらいの距離感で和楽器に触れてほしかったんです。

和楽器との「はじめての出会い」をどこで作るか

和楽器って、習いたいと思った時にはすでにちょっとハードルが高い。
「教室に行く」「お稽古を始める」——そういう決断をしてから来る場所、というイメージが強くて、ふらっと触れてみる機会がなかなかない。

でも、子供の頃に「なんかこれ面白そう」と思った経験って、あとから大きく効いてくることがあります。おぢや祭りで聞いた篠笛の音が頭に残っていて、大人になってから習い始めた——そういう話を、これまでお客さんから何度か聞きました。

だとしたら、「はじめての出会い」の場所を意図的に作れないか、と思ったわけです。

駄菓子屋というのは、そのための仕掛けです。
10円のお菓子を買いに来た子が、店の奥の三味線を見て「なんだこれ」と思ってくれたら、もうそれで十分。弾いてみたければ触らせるし、音が出たら嬉しいもんです。それが種まきになる、と信じています。

子供たちが三味線を弾く

正直に言います。駄菓子屋は赤字です

包み隠さず言います。

駄菓子というのは、そもそもが薄利の商売です。10円・20円の商品を仕入れて、ちょっとずつ売る。回転を上げて量で稼ぐ商売で、うちみたいな小さな楽器屋が「ついでにやる」規模では、正直なところ黒字にはなりません。むしろ光熱費や人件費を含めると、マイナスで回っています。

それでも続けているのは、先に書いた理由があるからです。
子供たちが来てくれる。常連の子が増える。名前を覚えた子が「先生、三味線ってどうやって弾くの?」と聞いてくれる。そういうことが、少しずつ起きています。

儲けようとして始めたわけじゃない。だから、赤字でも意義があると思っています。

だから、楽器を買ったり修理したりしてほしい

ここだけ、少しだけ正直に甘えさせてください。

駄菓子屋は続けたい。子供たちが来てくれる場所も守りたい。でも、みんふうの本業はやっぱり和楽器の販売と修理です。

三味線が気になっているなら、みんふうで買ってもらえると助かります。
楽器の調子が悪いなら、うちに修理を持ってきてもらえると助かります。
そのひとつひとつが、あの駄菓子コーナーを支えています。

「楽器屋を助けると思って」とまでは言いませんが——いや、ちょっと言います。助けると思って買ったり修理したりしてください(笑)。

みんふうは、和楽器の販売・修理教室をやっています。篠笛・三味線・その他の和楽器、なんでも気軽に相談していただけます。新潟・小千谷でお待ちしています。

まとめ

  • 駄菓子屋を始めたのは「人が集まる場所をつくりたかった」から
  • 子供たちに和楽器との「はじめての出会い」を届けたかった
  • 駄菓子屋は正直赤字。でも続けることに意義があると思っている
  • みんふうを応援するなら、楽器の購入や修理をぜひうちで
  • 三味線・篠笛・和楽器のことは、新潟・小千谷のみんふうにお気軽に

来てくれる子がいる限り、駄菓子コーナーは続けます。